2009年2月11日水曜日

余市岳登山

祭日の水曜日、Fさんと約束どおり余市岳に登ってきた。
この日の天気はまずまず。予報では夕方から雪となっていた。
ただ、山の上の事だから、早い段階で天候の悪化がありそう。二人とも、そのつもりで登り始めた。



余市岳に登るには、キロロスキー場のゴンドラを使うととっても楽が出来る。
我々も便利なものは拒まずに使わせてもらった。
ゴンドラから見える余市岳は、青空に映えていた。昼頃までは快適な登山となりそうだった。



ゴンドラを降りると、早速お決まりの警告看板が出ている。
仰るとおり、登山は常に自己責任です。安全に気を配って事故の無いように登りました。




山頂が近づくにつれて、尾根から粉雪が吹き上げられて、地吹雪が発生しているのが見えた。
上は風が強いようだ。
冬の余市岳はいつもこうだ。気にしつつも気を付けて登っていく。



温暖化が進んでいるとはいえ、山の上は極寒である。
この木を見ればそれが良く分かる。
人間は生きていけない場所なのに、木はしっかりと生きている。
そういう場所ほど、美しいんですよね。







山頂直下まで来ると、急に勾配がきつくなる。
これを登りきれば目指す山頂だ。
そこに立つためにだけ、こんな所を登っていく。
スキーのシールはこの日も役に立たなかった。
この勾配をつぼ足で登ったが、これがかなり効いた(笑)



ここが一番きつかった。
シールが利かずスキーを履けない上に雪が深く、踏み出す足が深く埋まってしまう。
スキー靴を履いた足を持ち上げて前に踏み出し、一歩一歩進んでいく。
その繰り返しがとっても苦しかった(^^;
それが楽しかったりするから不思議だ。
もう少し登ると、足元は風のおかげで雪が絞まって硬くなっていた。とっても楽に歩ける代わりに、今度は強風と地吹雪。
雪雲の中に入った事もあって、今度は視界が利かなくなった。
こうなると、人間ってちょっと心細くなったりする。
GPSを見ながら山頂を探していたら、先行の登山者の影が見えた。
ここでまたとっても安心した。なんというヘタレぶり(笑)



そんなこんなで山頂に到着。
標識は雪と氷で書いてある字が全然読めない。
でも、冬の山で山頂に到着する事が出来るって、かなりの達成感があるんです。
無条件に嬉しい(^^)v

そのあと、Fさんとちょっと重めの深雪バーンを滑り降りていつもの昼食と温泉に浸かり、終了となりました。
Fさん、お疲れ様でした。色々と難所はあったものの最高に楽しい一日でした。どうもありがとう。
来週もよろしくお願いします。

7 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは。
スゴイですね!ウィンタースポーツ三昧ですね。やはり北海道ならでわですね。関東は、一年中バイク乗れるから関東ブロガーの方々の記事はまだまだバイクネタですもんね。
春が早く来て欲しいですね。

まつ さんのコメント...

◆KYOEIさん、こんばんは。
北海道の冬はスキーやスノボしか出来ないので、ある意味し方が無くとでも言いましょうか…
例年だと「春が待ち遠しい」と言っている時期ですが、今日あたり外は春の陽気です。
そろそろスキーシーズンも終わりかなぁ…、と考えると寂しいですね(笑)
となるともうすぐバイクの季節ですね(^^)v

匿名 さんのコメント...

おはようございます。

雪中行軍ご苦労様でした。
こんなハードな登山が楽しいと感じるまつさんを尊敬します。
乗鞍高原温泉スキー場でもスキー客に混じって冬山登山者がリフトに乗っている姿を見かけます。
かなりの重装備なんですね。
テレマークで滑り降りる様はカッコいいの一言です。
こちらは雪崩に注意する時期になりました。

匿名 さんのコメント...

まつさん こんにちは!

登山本当に、お疲れ様です。
それにしても、まつさん凄いですね。さすがのスポーツマンです(笑)

安全には十分注意されてはいますが、やっぱり恐怖を感じる時はありますよね。でも達成感などが、まつさんを山に登らせるのですね。くれぐれもお気をつけてお楽しみください。

まつ さんのコメント...

◆GAZZYさん、こんばんは。
単なる山ばかにはもったいないお言葉、ありがとうございます(^^;
山の装備は、基本的に何があっても良いようにしなければなりません。
私は山を舐めているので軽装備ですが、それでもザックは欠かせません。
テレマークは出来ませんが…(爆)

◆オヤジの道楽さん、こんばんは。
山に登るのに、スポーツマンである必要は、実は無いんです。
その証拠に、私はスポーツマンじゃないですから(^^;
歩ければどこでも登れるというわけです。
吹雪なんかだと、恐怖感と言うかけっこう心細いものですよ。
そんな中で人に出会うと、人とのつながりの有難さを実感したりして。
赤の他人なんですけど不思議なものですね(^^;

匿名 さんのコメント...

まつさん こんばんわ(^^)
雪山の景色は、なかなか雪の降らない奈良に住む者にとってはスゴイ新鮮です。
山頂で“採ったど~”ポーズもとても楽しそうですね。スキーもスノボも出来ないワタシにとっては羨ましいですぅ(^^)
バイクに乗る季節に向けて、足腰の準備運動にもなりますよねっ(^^)

まつ さんのコメント...

◆Mさん、こんばんは。
奈良の近くのスキー場といえばどの辺りになるのでしょうね。
日本海側に北上すれば、スキーが出来るのでしょうか?
広島の近くにもスキー場があると利いた事があります。
南北に長い日本で、南にもスキー場があるのを聞いて驚いたことがありました。
スキーやスノボもやってみると楽しいものです。
操作方法はバイクに通じるものがあると言う人もいますよね(^^)v